コネヒトのタレ

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【偶然を楽しむ下地づくり】コネヒトのシャッフルランチ制度が目指す姿とは?

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こんにちは!コネヒトにて人事を担当しております、宍戸です。
コネヒトのタレ、記念すべき10本目となる本エントリーでは、ずばり弊社の福利厚生制度「シャッフルランチ」について取り上げます!

そもそもシャッフルランチとは、「社内コミュニケーションの促進を目的に、会社がランチ代を補助することによって、従業員間の交流を促す、福利厚生制度」です。

実施形式(規模/頻度/ランチ提供方法など)のスタンダードなかたちはありますが、促進したいコミュニケーションに合わせて各社カスタマイズしています。「シャッフルランチ」などで検索すると、各社の実施状況を伺うことができますので、ぜひご覧になってください。

コネヒトのシャッフルランチ制度の目指す姿

さて、コネヒトでは促進したいコミュニケーションとして、「チーム外の人と話す機会の提供」を目的に、シャッフルランチ制度を運用しております。(現在の社員数は約70名です)
  補足:制度自体は2015年4月にスタートしまして、2016年9月より私が企画運用を担当しております

ただし、制度担当者としては、もう少し具体的なゴールイメージがありますので、そちらをご紹介します。

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これが、シャッフルランチ制度を通して、私たちが目指している会社の姿です。

大切にしたい「偶発的なコミュニケーション」

もう少し具体的にお話します。

前提として、コネヒトにおいても業務分担によって分けられる、複数の「チーム」があります。日々の基本的な業務はこのチーム内で行われますし、複数のチームが関わる場合でも、関係者同士で集まって適切なコミュニケーションを取る工夫をしています。そして、よりチーム内でのコミュニケーションを促進するべく、多くのチームがランチ会や飲み会などを自主的に開催しています。

一方で、日々仕事をしていると、その枠組みを超えるコミュニケーションが生まれるときも少なくありません。例えば以下のようなシーンです。

  • 温めているアイデアがあり、その分野に詳しそうな方に相談に乗ってもらいたい
  • 記事制作において、ターゲットユーザーに近しい方に簡易的なヒアリングをしたい
  • 有志で進めたいプロジェクトがあるので、社内で関心がありそうなメンバーを集めたい

このようなコミュニケーションの多くは、突発的なニーズによって生まれ、対話をする相手の予測が付かない場合がほとんどです。少し大げさですが、本稿ではこれを「偶発的なコミュニケーション」と名付けてみます。

偶発的なコミュニケーションは、その事前想定が難しいですが、効果的に行われれば既存の枠組みを超えたアウトプットにつながる可能性を秘めています。また、特定の数人ではなく、多くの社員がそういったコミュニケーションを取っている様は、組織に大きな活力をもたらすはずです。

下地づくりのポイントは、みんなが「安心感」と「成功体験」を持つこと

では、どのようにして既存のコミュニケーションとは異なる、「偶発的なコミュニケーション」の下地をつくることができるのでしょうか?

事前想定が難しいわけですから、対象を絞るのではなく「社員みんなに働きかける」方がよさそう、その上で以下「2つのポイントを意識する」ことがよさそう、というのが現時点での私の仮説です。

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抽象的ではありますが、人事の立場としては、これらが担保されるような何かしらの仕掛けを設けたいところです。その取り組みの一貫として、楽しみながらこの2点に働きかけられるのが「シャッフルランチ制度」だと考えています。

注記:ここでお話している「コミュニケーション」は採用基準の影響を多分に受けますので、この制度だけで上記が実現できているわけではありません。コネヒトは比較的コミュニケーション能力の高いメンバーが集まっているというのが個人的な印象です。

コネヒトにおける工夫

シャッフルランチを通じて「安心感」と「成功体験」を持ってもらう上で、現状のコネヒトにおいては2つの工夫を行なっています。順にご説明します。

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工夫1. 「機会提供」を目的に、1対1でマッチングすること

・ランチの相手は、ランダムに決まったチーム外の人

前述した通り、コネヒトでは「チーム外の人と話す機会」としてシャッフルランチを活用していますので、「チーム」の定義だけ決めておいて、あとはそのチーム内でのペアにならないようにだけ確認しながら、ランダムにペアを組んでいきます。

3人や4人の小グループではなく「1対1にこだわる」のは、社員全員に主体的なコミュニケーションを取ってもらいたいからであり、そうした方がコミュニケーションの下地となる「安心感」と「成功体験」を一人一人が持ちやすいと考えているからです。

別観点として、ペアを基軸にすることはグループ単位で実施するよりも、人事側のマッチング作業、また、メンバー側の日程調整/経費精算作業の負担を最小限に済ませることができ、「制度運用面においてもメリット」があります。

・経営陣も参加、業務委託やサポートの方もペアに入れる

上記のマッチングルールは「コネヒトに関わる人全員」を対象にしています。経営陣においても同様で、毎月誰かしらとペアになり、ランチに行っています。

また、「業務委託」としてコネヒトに関わってくださっている方やコネヒトを支援するべく、親会社*1から定期的に来社してくださっている「サポートの方」もペアに入れています。*2

通常の社員と比べると、上記のような方とランチをご一緒するのはコミュニケーション面で心理的ハードルの高いことかもしれません。しかし、先述の目的に照らし合わせれば、こういった方も広くはコネヒトに関わるメンバーです。「それもまたいい機会でしょ!」と割り切って、あまり遠慮せずにマッチングしています。

実際のところ、いざお話してみると、意外な共通点や新たな気づきで盛り上がり、日々のコミュニケーションが取りやすくなるという効用があります。

工夫2. みんなで協力し合い、「体験の循環」をつくること

・ランチが終わったら、その様子をFacebookグループに投稿してもらう

ランチに行って終わりではないのが、コネヒトのシャッフルランチの特徴です。

ランチ後、社員のみなさんにはペアを代表してお一方に、そのランチの様子を「写真+テキスト」の形式で、Facebookグループに投稿していただくようお願いしています。

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【ランチの様子】入社したばかりの方がペアになることも

みなさん、忙しい業務の合間を縫って、素敵な投稿をまとめてくださいます。 なぜでしょうか?

・メンバーの新たな一面に気づく、自分も紹介したくなる

コネヒトのシャッフルランチにおいては、トークテーマを設定していません。そのため、毎回のランチにおいて、何かのきっかけで思いがけない話題で盛り上がったりします。

よく社員研修やレクリエーションで、「他己紹介」を行う場合がありますが、これが「Facebookグループを通して日常的に行われている」とイメージしてください。

「え、〇〇さん、そんな側面があったの…?」と言ったように、普段一緒に働いているメンバーから見ても、とても新鮮で面白いのです。当人たちからすれば、たまたま同じペアになり、たまたまその話題で盛り上がっただけですが、簡易的なコンテンツにすることで、その「偶発的なコミュニケーションをみんなで楽しむ」ことができます。

そうした投稿を見ると不思議なもので、「自分もペアになった相手のことを紹介したい!」「そのためにはランチを盛り上げたい!」「盛り上がった話題をみんなにシェアしたい!」という気持ちが自然と湧いてきます。これがとてもよい循環になるのです。

・毎月の投稿が次回ランチをする人に役立つ

こうした投稿がFacebookグループ上に集まると、ペアになる方の「お名前」を検索するだけで、これまでのシャッフルランチでのトーク内容が集まった「ネタ帳」になります。これは、ペアになった方とのランチに向けて話題を考える際に役立ちます。

その場のノリを楽しむのはもちろんですが、せっかくご一緒するならばランチを楽しむために相手のことを知っておく、ちょっとした質問を用意しておくニーズも少なからずあるはずです。コミュニケーションを通して「成功体験」を多くの方に持っていただく意味でも、「これまでの投稿」はとても役立つサポートツールになります。

本題とは逸れますが、人事の目線で見ると、「キーワード」で検索をすれば特定のテーマに関心のある社員を探すこともできますし、新入社員の方にチームメンバーを紹介する際にも役立つデータベースになっています。

参考までに、「コネヒトでよく話題になるネタ」をいくつかご紹介します。

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おわりに

本エントリーでは、「コネヒトのシャッフルランチ制度が目指す姿とは?」と題して、制度のゴールイメージと工夫しているポイントをご紹介しました。

今後、会社規模が拡大するにつれて何らかの変化、場合によっては制度の入れ換えを検討するタイミングもくるかと思いますが、しばらくはこの仮説をもとに運用して行こうと考えております。

また、より制度の成果を最大化すべく、考えている追加施策などもありますので、よい結果が出たらまたご紹介したいと思います。

まとめ

  • コネヒトでは「 誰と1対1で話しても、そこそこ楽しいコミュニケーションが取れる、そんな人たちが集まっている会社であること」をシャッフルランチ制度が目指す大きなゴールとして設定しています

  • そのような「偶発的なコミュニケーション」の下地をつくる上で、「コネヒトにいる人なら、誰と話してもコミュニケーションが成り立つという安心感」、「偶然のコミュニケーションが楽しかった、それによって物事が進んだという成功体験」を感じてもらうことが重要だと考えています

  • そのための工夫として、「機会提供を目的に、1対1でマッチングすること」、「みんなで協力し合い、体験の循環をつくること」を行なっています

本エントリーは以上となります。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!

*1:コネヒトはSupershipホールディングスのグループ企業です

*2:ペアにする際は、出勤日数などを考慮し一部ペアになる条件を変えたりします